美容師さんに 怒りを抑えガマンして 最後まで読んで欲しい

ここにはわたしが体験したこと、講師として美容師さんと話し合ったこと、美容室を経営してスタッフの意識と格闘した経験から、美容師さんにおもねらず真実を書きました。

ひとりでも「怒らず、怒りを抑えて、途中で止めないで」読んでいただき、ともに解決策を持ち寄り、勉強していこうではありませんか。

志を同じくする同士をお待ちしています。

美容師が最後まで読み、分析する問題点
  • 年に60万人も人口が減っているのに価格を下げてお客様の取り合い
  • 技術だけでメシが食えた時代はとっくに終わっているのに
  • 少ない客数で売上だけを上げようとする 逆効果
  • ちょっと勉強して、実行すれば、かんたんに売上が上がる方法なんてないのに
  • ハサミは立派、でも使う業務用の商品はお粗末
  • 美人だが演技が下手な女優は売れない。美容師も技術はあるが知識不足で説明ベタなら
  • 技術はお客様が来店した始めて効果がある武器、客数減の今は他に武器が必要
  • 自分たちの利益のみを考えた新メニューでは、武器にはならない
  • メーカーが主催する「自社の商品を売るのに必要な知識」を勉強しても
  • 商品を売るための勉強ではなく、商品で効果を高めるための勉強を
  • いちど原点に戻って、お客様に必要とされる美容師になるための勉強を
  • 積極的な集客をする かんたんなマネができない高度な専門美容室に
  • じぶんには、どのような勉強がひつようか話し合おう 
客数が減れば、売上も減る、収入も減るのは当然そこでなにをするかが問題

人口が毎年60万人も減り続ける。3年後、5年後は、
考えると恐ろしくなる

もう1つ、美容室の倒産・閉店は 前年より150%増

今までと同じ意識で同じ方法で努力をしても、客数減、売上減は防げない。

逆に変に売上を上げようとあがけば、かえってお客様の信用を失う結果になる。(周りに美容室はたくさんあるのだから)

商品でも売って。 頭皮スパでも。これがいちばん最悪のパターン (なぜ最悪かは後で説明します

技術だけでメシが食えた時代はとっくに終わっている

技術はお客様が希望して始めて収益となる。
つまり、どんなに優れた技術でも希望する人がなければ役に立たない。

その上、費用対効果、お客様の側から考えると、
技術が優れているから「回数を多くなる」なんてことはない、つまり売上増にはつながりにくいのだ。

つまり、技術では客数減の抑止にはならない。

でも、技術を生かして売上につながる方法はあります

少ない客数で売上だけを上げようとする 逆効果

うどんを食べに来たのに、「寿司も食べて」と売り込まれる

美容室に来るお客様は「カットをしに来ている」のであって、シャンプーを買いに来たのではない。

すぐ側で髪を触りながら、突然シャンプーを売り込まれる(お客様が断りにくい距離感、気まずい思い

押し切られ、仕方なしのシャンプーを買って、価格コムで調べたら「高く買わされていた」

このことから、その美容室はたいせつなお客様を失うことに。
お客様の側からも考えた商売をしなければ。

ちょっと勉強して、実行すれば、かんたんに売上が上がる方法なんてない

時代も、お客様の行動心理も、世情も大きく変わっている
ネットの普及で、欲しい情報は誰でもかんたんに入手できる。

なのにかんたんな知識を元に、かんたんな説明で「他より高い価格の商品が売れるはずがない」のに。

それを「本人の失敗」とは考えず、他のせいにしてあきらめる。

この商品は売れない。
今は不況で商品は売れない。
お客様がしぶい、価値観がわからない。

そして楽な方に、技術に逃げていく。

ハサミは超一流、でも使う業務用の商品はお粗末

昔からの悪性が継続されています。

行列のできるラーメン屋さんや洋食屋さんを見習って。
スープに使う材料の品質、ブレンドと試行錯誤し、それに合う麺を粉の種類や品質、麺の太さまでこだわり別注して、どんぶりまでこだわる。

洋食屋さんも農家と契約して、特別栽培の野菜を、肉も特別な飼育法の牛や豚などからメニューを仕上げている。

美容室はハサミにはこだわるのに、
店頭で使うシャンプーなどの業務用は、お客様が知ったら二度とその美容室には行かなくなるレベル。

業務用の店舗には「水より安い業務用シャンプー」が並んでおり、「店で使う使うのだから」の意識、悪習が残っている。

プロの意識、プロの自覚があるなら「じぶんが施術した技術の効果をさらに高める商品を使う」のが基本なのでは。

お客様が家で使うシャンプー、「本人の髪をたいせつに保つために使っている」シャンプーより、プロは品質的にこだわった業務用でなければ。

小さな利益にこだわり、大きな利益を逃している

美人でも演技がヘタな女優は売れない。技術の美容師も知識不足で説明ベタでは

ケーキを黙って出され食べるのと、「このケーキはこんなこだわりで作られた」などの説明の後に食べるのでは、味やありがたみも大きく違う。

美容師の技術や施術の効果も同じ。

インフォームドコンセント、難しい言葉だが、
いまお客様の状態は○○で、その原因は○○です。
それを抑制または改善するには○○と○○の方法がありますが、お客様には○○のほうが効果的なので、それをおこなっています。
施術に使う商品も、今までとは違い、○○効果が得られる商品で施術をおこないます。
この施術は、当店独特の施術法で、次のような効果が期待できます。

さらに、
お客様の場合は家でもこのようなケアをされると。

無口な美容師、説明ベタな技術者ではなく、

説明ではなく、説得でき納得してもらえるトーク力が美容師にも必要な時代なのです。(新しい勉強が必要)

技術はお客様が来店した始めて効果がある武器客数減の今は新しい武器が必要

武器は必要で戦力にはなるが、売上を上げる武器にはならない。
客数減の抑止力にも疑問で、絶対に新しい武器が必要です。

でも、ここでは具体的な方法などは書きません。

すぐマネして「基礎的な知識などを学ぼうとしない」から。
いままでとおなじ「ちゃっかり借用、流用、盗用」しても、身につかないから。

なぜ、そうするのかの皮ふ科学を元にした理論を知ってから導入しないと「いまのお客様を説得できない」から。

お客様のほうが知りたいことをスマホ検索で専門知識を集めているから。

自分たちの利益のみを考えた新メニューでは、武器にはならない

客数減で売上も減ってきた、新しいメニューで
こうすればお客様は来てくれるだろう、買ってくれるだろう。

お客様は「美容室はカットやカラーをしに行くところ」と意識を持ち、商品を買うところと意識していないのに。

しかも「利益率の高い商品を売ろうとする」

お客様の心理や必要性を考えない美容師の売り込み

売り込む方も、売り込まれるお客様も、双方が気まずい雰囲気。

メーカーの主催「自社の商品を売るのに必要な知識」を勉強しても

本当に必要な勉強
学習塾では「本人が志望する学校に合格できるような勉強」をしている。

多くの講習では、知識や経験のレベルの違う美容師が集まっての勉強で、「誰にも理解できる内容の勉強」で、ある人には難しい、ある人には聞いても役に立たない内容の勉強になっていた。

いまはそんな悠長な時代ではない。

じぶんのレベル、勉強したい内容など個別の、塾スタイルの勉強をして、即実践、売上につながる、お客様を納得させられる、新しい勉強が要求されている。

無料の勉強は、それだけの価値しかない。
自分の将来のため、じぶんにお金を投資する意識が必要。

商品を売るための勉強より、商品で施術効果を高めるための勉強を

美容師が技術力を発揮してカットする。
その後頭皮をシャンプーで洗い、
頭皮をマッサージする。

カットのお客様、カットに来たお客様という意識しかない。

次にいつカットに来るのか。
お客様が家でどのようなデイケアをしているのか。

「このお客様の髪に関するケアの全部を受け持つ」意識は?
この意識を持ち、積極的に動けば、いくらでもお客様の利益につながることはある。

現に病院で毛髪の悩み相談は10年前の6.4倍も増えているのだ。
髪の専門家の美容師が「お客様の役に立ってないから、この数字」なのですよ。(厳しい意見ですみません

お客様から質問されたら答えます、やってくれと頼まれたら、ではNG

いちど原点に戻って、お客様に必要とされる美容師になるための勉強を

建て増し、建て増し、継ぎ接ぎだらけの経営がいまの結果に。

お客様に「ここはプロがいる美容室」として
・すこし遠いが、あそこの美容室で
・すこし高いが、やっぱりあの美容室でなければ
・一般の美容室では、あのような専門施術はしてくれない
・家でのデイケアまでていねいにアドバイスしてくれる

など、美容師としての意識改革、専門性、少ない客数で経営が安定し成り立つ美容師、美容室経営にひつような「初歩からの勉強」と「即実践の行動力」の勉強が必要です。

積極的な集客をする かんたんなマネができない高度な専門美容室に

勉強してもお客様が来なければ、売上が上がらなければ自己満足で終わってしまう。

積極的な集客が必要だし、効果的な集客が必要です。

いいですか。
会社も店も持たないで、アパートの一室で、月100万円以上も稼いでいるネットShopなんてザラにあるのです。

それは努力して集客に取り組んでいる結果です。

美容室を売り込む、じぶんを売り込む、商品を売り込む、施術を売り込む

そのための知識獲得、ノウハウの勉強をもっとするべきです。

無料でできる勉強ではなく、高い学費を払ってでも効果につながる勉強をするべきです。

じぶんには、どのような勉強がひつようか話し合おう

じぶんの将来にはどのような知識やノウハウの獲得が必要かを講師と話し合い、勉強したことをすぐ実践で試していく、失敗を逃げ出さず、失敗を分析して再試行し前進していく。

結果はお客様が示してくれる。

あなたの能力や努力でお金が稼げるのではなく、あなたを必要とするお客様が結果を出してくれているのです。

なにごとも「費用対効果」、お客様があなたにお金を払っても惜しくない、喜んでもらえるための勉強をしませんか。